プロスポーツの本当の価値とは?「情緒的効果」の見える化に挑む

Ocketでは、企業の皆様にとって産学連携のヒントとなるよう、
参加大学が公開している事例や研究情報をもとに、
大学と企業の連携事例をご紹介しています。
 
今回は、福井に根ざすプロバスケットボールクラブ「福井ブローウィンズ」を
題材に、福井大学 × 株式会社ALL CONNECT
が取り組んだ、地域にもたらす“にぎやかさ”や“誇り”といった
目に見えにくい価値を数値で捉える実践事例をご紹介します。

🏀 福井ブローウィンズがもたらす地域進行効果は?

■ 福井大学 × 株式会社ALL CONNECT

ブローウィンズの経済波及効果は、2023–24シーズンで約28億円と
試算されていますが、福井大学とALLCONNECTは、
それだけでは測りきれない情緒的な価値に着目。
“人と人のつながり”や“地域への愛着”など、
これまで「雰囲気」や「感覚」で語られてきた効果を、
大学の授業を通じて学生たちが自ら調査・分析しました。 

🔍 この取り組みのポイント

📌地域活性の見える化
 経済効果だけでなく、「にぎやかさ」や「誇り」といった定性的な価値も数値化。
📌実践的な人材育成
 学生が調査・分析・発表までを経験。学びを将来に活かす機会に。
📌10年続く連携モデル
 単年度で終わらせず、長期にわたり地域の知見を蓄積するプラットフォームに

📊 取り組みの成果は?

学生たちは、「にぎやかさ」や「盛り上がり」などの感情や関係性に基づく変化を、
アンケートや仮説検証によって数値化に挑戦しました。

たとえば、
「無料ペアチケットが人の関係を深める」
「ファン交流が幸福度を高める」

といった仮説をもとに、行動変容・交流頻度・モチベーションといった観点から分析。
今後は、優秀なレポートを研究室でさらに掘り下げられ、
ブローウィンズのマーケティングや行政施策への活用が期待されています。


🔗 詳細はこちら:

📣“見えにくい価値”を、学生と一緒に“見える化”してみませんか?


地域のにぎわいや誇り、応援する気持ちといった「情緒的な価値」は、
企業単体では数値で捉えるのが難しいテーマかもしれません。
今回のように、大学の知見や学生の視点を取り入れることで、
こうした価値を可視化し、新たな意味づけや施策へつなげることが可能です。
 
💬 たとえば…
「地域イベントがどんな効果を生んでいるのか知りたい」
「自社の活動が人にどう届いているのかを確かめたい」
「学生と連携して新しい視点で価値を発見したい」
 
そんなときは、ぜひOcketに自社の課題や構想を投稿してみてください。
大学や学生と連携することで、新たな気づきや事業の突破口が生まれるかもしれません。

📚参考リンク

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今後とも「Ocket」をどうぞよろしくお願いいたします。