多文化共生を支える人材育成 ― 越前市×仁愛大学×福井村田製作所

今回は「多文化共生×人材育成」をテーマに、
仁愛大学が越前市、福井村田製作所と連携して取り組む
「ポルトガル語寄附講座」の事例をご紹介します。

🌍地域社会を支える多文化共生人材の育成

■仁愛大学 × 越前市 × 福井村田製作所

🍀課題:外国人住民の増加と多文化共生の必要性

福井県越前市は、総人口に占める外国人住民の割合が
約5%と県内でも突出しており、特にブラジル国籍の市民が多く暮らしています。
外国人市民のうち約7割がブラジル人で、
その多くは市内企業で働く外国籍労働者とその家族です。

そのため越前市では、地域社会の活性化と多文化共生が重要な課題となっており、
行政や地元企業からも「コミュニケーション手段としてのポルトガル語の習得」や
「知識を有する人材の育成」が強く求められてきました。

🔧取り組み:ポルトガル語寄附講座の開設(2025年度〜)

こうした背景を受け、仁愛大学は2025年度より「ポルトガル語寄附講座」を開設。
この講座は、ブラジル人市民が多く暮らす越前市の多文化共生を推進するため、
越前市および株式会社福井村田製作所からの寄附金を活用して実現したものです。

✨講座の特長

  • 一般の方も対象に、無料で受講できる
  • 学生だけでなく、幅広い市民が学べる仕組み
  • 地域全体での語学力向上と共生基盤づくりを後押し

さらに、語学教育だけでなく地域文化や国際交流についても学ぶことができ、
観光業や製造業など、現場で即戦力となる人材の育成を目指しています。

📎 参考リンク

🤝大学との連携で広がる多文化共生の可能性

外国人住民や観光客との関わりが一層増えるなかで、
「語学力」と「地域理解」を兼ね備えた人材の存在は、企業活動にも直結します。 

✅たとえば、こんなニーズはありませんか?

  • 製造現場で外国人労働者と円滑にコミュニケーションを図りたい
  • 地域観光の価値を多言語で発信したい
  • グローバル人材を地域に根付かせたい

こうしたテーマは、大学との協働を通じて解決の糸口が見つかるかもしれません。
まずはOcketに、貴社の課題や構想を投稿してみてください。

 大学の取り組みと結びつくことで、新しい人材育成や
事業の展開につながる可能性があります。

💡 関連事例のご紹介

今回の「ポルトガル語寄附講座」と同じく、語学教育を切り口にした産学連携事例として、
大京株式会社 × 仁愛大学による「実践的な英会話レッスン導入」があります。
社員がネイティブ講師から実践的に学ぶことで、
グローバルなコミュニケーション力強化に取り組んでいます。

👉事例を見る(大京 × 仁愛大学)