企業課題を学生の学びに ― 北陸能開大 × わたはじめプロジェクト
今回は 「企業課題を学生の研究テーマに」 をキーワードに、
北陸職業能力開発大学校の取り組み事例 をご紹介します。
📚企業課題が学びの舞台に ― 北陸能開大 × わたはじめプロジェクト
地域や企業が抱える課題を、大学や高専が
「学生の研究・開発テーマ」として取り込むことで、
現場の課題解決と人材育成を同時に実現する取り組みが行われています。
魚津市で進められている「わたはじめプロジェクト」では、
休耕田を活用した和綿栽培が行われています。
しかし、収穫後に必要となる「綿繰り(綿と種を分ける作業)」は
手作業が中心で、大きな負担となっていました。
この課題を、北陸職業能力開発大学校の学生が研究テーマとして採用。
従来の仕組みを改良し、画像処理なども取り入れながら、
現場のニーズに即した 自動綿繰り機 を設計しました。
📎参考リンク
🔄課題解決と学びの好循環
- 🏭 企業・地域:現場課題の解決、新技術導入の可能性に加え、学生の姿勢やスキルを知る機会となり、将来の人材発掘にもつながる可能性
- 🎓 大学・学生:実社会のテーマに基づいた実践的な学び、達成感ある経験
企業にとっては 課題解決、学生にとっては 成長、
そして産学の間には 将来のつながり が生まれます。
この三つを同時に実現できることこそ、この取り組みの大きな魅力です。
💡関連事例のご紹介
Ocketでも 学生との連携が実現した取り組み があります。
MaaSアプリ「myroute」の普及促進に、
学生のアイデアを取り入れる方向で連携が決まりました。
企業が抱える課題を学生の研究テーマにすることは、
企業にとっても学生にとっても大きなチャンスです。
課題解決の糸口となると同時に、
次世代を担う人材の成長を後押しすることができます。
まずは小さな課題からでも、Ocketを通じて
産学連携の一歩を踏み出してみませんか。