空間から生まれる“やさしい啓発” ― 金沢大学 × バカン「ふむふむフェムテック」

今回は「フェムテック×空間メディア」をテーマに、
金沢大学と株式会社バカンが連携して実施した
「ふむふむフェムテック」実証プロジェクトをご紹介します。

🌸 空間から生まれる“やさしい啓発”

■ 金沢大学 × 株式会社バカン

金沢大学は、経済産業省の「フェムテック等サポートサービス実証事業」に、
国立大学として初めて採択され、フェムテックの認知拡大と
行動変容につながる新たな手法を模索していました。
 
一方、「いま空いているか1秒でわかる優しい世界」を掲げる
スタートアップ企業・株式会社バカンは、空間の混雑状況を
リアルタイムで可視化する技術を持ち、
トイレサイネージメディア「アンベール」を展開。
 
両者の理念が共鳴し、大学キャンパスを舞台にした共同実証が始まりました。

💡 「ふむふむフェムテック」実証の概要

金沢大学キャンパス内のトイレ個室にサイネージを設置し、
月経・避妊・婦人科検診など、健康とライフスタイルに関する情報を配信。
学生によるメッセージカード掲示など、参加型の啓発活動も実施しました。

さらに男性トイレでも同様の発信を行い、ジェンダーを問わず
健康や多様性への理解を深める“対話のきっかけ”を生み出しました。

🌱 日常空間を使った“新しい気づき”の形

学生からは「安心した」「話題にしやすくなった」といった声が多く寄せられ、
空間を活用した「やさしい啓発」が実現。

また、学内での成功をきっかけに、製薬会社や自治体からの関心も拡大。
トイレという何気ない空間が、“社会課題を伝えるメディア”としての
新たな価値を示しました。

📎 参考リンク